東京都正札シール印刷協同組合青年部

12月勉強会


12月10日、今日は忘年会の日ではありますが、その前に少し勉強会をしたいとの要望がありましたのでPM6:00〜7:30まで勉強会をPM8:00からの忘年会の前にやる事になりました。

テーマは「青年部の今後とHTMLタグの基礎知識」と題して、前々回から続く青年部のネット化およびPR活動の経過報告や今後の活動の協議と、前回決定した「青年部の部員全員がホームページを作れる様になる」活動の第1弾としてHTMLタグの勉強会パート1を行ないました。


今回の幹事は私こと部長の伊藤です。
日頃から青年部や自社のホームページを作っていて感じた事がありました。

作成ソフトを利用すれば誰でも簡単に作れますが、始めの内は自分が思い描いた通りには中々できません。
そこで、少しでもHTMLタグを理解していると表現可能な範囲で自由自在に作れる様になれると思います。



HTMLとはテキストのレイアウトや表現方法、イメージの表示などを< >と</>で囲んだタグいう記号を使って指定する言語です。
この時に使われるタグの事をHTMLタグと呼んでいるのです。
イメージなどはHTML文書ファイルとは別のファイルとして用意し、HTMLタグで文書の中に表示する指定をしておくのです。

基本的に半角英文字を使い大文字小文字の区別はありません。
しかし、URLでは判別しているのでリンクを書き込む時には注意が必要になります。


HTMLには、W3C(World Wide Consortium)が提唱する公的な物とMicrosoft社やNetscape社が推奨する独自規格があります。
また、仕様にはあってもブラウザがサポートしていないタグがあったり、逆にInternet ExplorerあるいはNetscape Navigaterだけでしかサポートしていない独自の拡張タグもあります。
ホームページエディタや作成ソフトにも限界があり、全てのHTMLタグに対応している訳では有りません。
このようにブラウザの対応がまちまちである事がホームページ製作者の頭を悩ます要因になっているのです。

またHTMLには下表のような進化の歴史があります。

表1) HTMLの進化
レベル0 非常に基本的な書式だけをまとめたもの
レベル1 グラフィックイメージをサポート       (HTML1.0)
レベル2 フォームなどをサポート           (HTML2.0)
レベル3 テーブル(表)機能、フレーム機能がある (HTML3.0/3.2)
レベル4 97.12.18以降の標準          (HTML4.0)


HTMLタグの基本的な構造は目的を指定する範囲のテキストを開始タグ<★>と終了タグ</★>で囲む訳ですが、タグが複数になるとその数だけのタグで囲まなければなりません。

その際には、
<◎><○><●><☆><★>テキスト</★></☆></●></○></◎>
という、必ず1つのタグの外側を別のタグで挟む形になります。
この時の開始タグ終了タグの並び方の順序が正しくないと構文エラーになり情報の一部が失われる可能性が発生します。


正しい順序とは、前述の図のようにテキストを中心に内側から均等に挟んで囲む形です。
挟む形がサンドウィッチに似ている事から「HTMLタグのサンドウィッチ構造」と勝手に名付けました。


余談になりますが(有)八宝シ−ルの清水くん(画面左)も御試しソフトを使ってホームページを作ったようです。
HTMLタグをある程度理解していました。








実際にHTMLタグがWWWページでどのように反映されているかを紹介する為に当社のホームページのソースをプリントアウトした物を用意し、これを元に大方のタグの説明をしました。

本日紹介したHTMLタグ表2にまとめてあります。
しかしながら全体的に見て、やはりまったくの初心者の方々には飲み込みが難しかった様でした。
次回の勉強会では実際に作成ソフトを使いながらHTMLタグを理解して頂こうと思っています。

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