理事長賞
株式会社 タカヨシ
応募担当者コメント
印刷では、見当ズレとエンボスのハジキ具合に注意して印刷しました。箔加工で苦労した点は、当社では実績がない材料(箔)を使用したので機械の設定を調整するのに苦労しました。見当に気を付けました。
主な作品データ
使用した印刷機(設備)は、ミヤコシ「MLP13A」、恩田製作所「OPM-HL-300-S」
印刷方法(加工順) 印刷→箔押し+抜き
色数・刷り順 7色 白→K→C→M→ニス→コーターニス
使用原紙材料銘柄 SM ♯50容強GB 厚口B
技術委員長賞
株式会社 フォーワテック・ジャパン
応募担当者コメント
上質紙に中抜き・エンボス・ニス加工を行うことで高級感のあるラベルに仕上げました。

可能な限り少ない工程で完結する事を目標に工程設計を行いました。結果的に凸版間欠機2回通しで印刷・中抜き・カス取り、エンボス、ハーフカットを行うことに成功しました。

中抜き除去などの作業性と、仕上がりの高級感を両立できる材料選定に苦労しました。
主な作品データ
使用した印刷機(設備) 株式会社 志機「SL220」
印刷方法(加工順) 印刷→中抜き→中抜きカス取り 
エンボス→外抜き→カス上げ
色数・刷り順 赤、金、ニス
使用原紙材料銘柄 上質70強粘クリームセパ(大王製紙株式会社)
協賛会会長賞
三協シール印刷株式会社
応募担当者コメント
オーガニックコットンの靴下タグになります。タグの取り付けを行う現場の作業  効率が大幅に上がったと大好評となった製品です。

従来は枚葉オフセット印刷機で四六判に片面ずつ印刷し、型抜きの後は袋にバラバラの状態で入って納入されていました。更にΦ2mmの中穴はカスが残ったままのため、お客様の作業現場ではカス取りも行っていて、タグに付着したカスの清掃や、タグの表裏合わせなど、品質や作業効率の低下が課題となっていました。

相談を受けた当社の提案は、凸版輪転印刷機で両面印刷したコート紙を、平圧式抜き加工機で微粘着フィルムに貼り合わせながら、中穴の抜き落としや外形のハーフカットと、複数の加工を連続、同時に行う方法でした。

微粘着フィルムで固定されたシート状での納品形態は、タグがバラバラになってしまう問題を解決し、中穴が抜き落とされているため、カス取りやカスの清掃といったお客様の負担がなくなりました。
高価な金型を使用せずに行うΦ2mmの中穴の抜き落としは、非常に高い技術とアイディアが組み合わされており、当社の得意とする加工でもあります。

また、複数のマークをシートカット位置に印刷し、シートを束ねた際に端面から見えるマークの個数と位置を変えることがで50種類以上ある靴下タグの在庫の管理にも貢献しています。

シール印刷と精密打抜き加工、両方で培った技術を生かすことが出来た製品だと自負しています。
主な作品データ
使用した印刷機(設備) 三起機械株式会社「SKP-250A」
            株式会社 恩田製作所「OPM-HL-300S」
印刷方法(加工順) 両面印刷 
          微粘着フィルムとの貼り合わせ、抜き加工、中穴処理、シートカット
色数・刷り順 特色3C/特色1C(刷り順 裏面茶→表面ベージュ→緑→茶)
使用原紙材料銘柄 コートアイボリー ♯250/マルウ接着 工程用F♯75