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  第69回通常総会を終えて   
     
 
 
理事長 田中 祐

 新型コロナウイルス感染拡大の影響は、今後もさらに大きくなると認識しています。私は賀詞交歓会でのあいさつで「本年は厳しい経営環境になる」と皆さまへお伝えしましたが、その時は新型コロナのことなど想定していませんでした。現状では、それ以上に厳しい現状を突き付けられています。
 当協組では新年度の事業計画を策定するにあたり、あらかじめ思い描いていた事業への取り組みにブレーキがかかってしまったのは事実です。新年度から2カ月が経過しましたが、組合らしい活動ができていないのが実情です。そのような中でも、鈴木副理事長をはじめ各理事による可能な範囲での活動を行ってはいますが、やはり限界が生じています。
 当協組単独でのラベルコンテストや環境対策などに関して、本年度も事業を継続して取り組む予定ですが、やはり今後の状況を見据えながら推進することになるでしょう。重要なのは、新型コロナ収束後に組合として何が意欲的にできるのかを模索する必要があると認識しています。現段階では、組合員企業の厳しい経営環境を考慮し、2020年6月分の賦課金を徴収しないなどの取り組みを承認いただきました。また、組合で取り扱っている雄型用紙など「副資材」の送料を無料=組合負担(6月1日〜7月31日注文分まで)とすることも決定しました。
 アフターコロナといわれるこれからの時代は、生活様式の様変わりを受け、ラベルの需要も変化すると思われます。その中にあって組合としては、どのような分野に新たなニーズがあるのか、そしてどのようにしてビジネスにつながるのかなど、対策に向けた勉強会の開催や情報提供を行う必要があると考えます。また、新たな生活様式でラベルが果たせる役割なども、対外的にメッセージを発信するケースもあるでしょう。
 現段階で、新型コロナの影響を受け、厳しい経営環境に対峙している組合員に対し、当協組としては、アフターコロナの時代であってもラベル業界が停滞することなく、またさらに成長できる可能性を目指し、さまざまな事業を推進していきたいと考えています。
 
     
    ※これは、5月22日に開催しました総会において、組合員の皆様方に直接、お話しすべきでしたが、その機会がありませんでしたので、ホームページにて紹介させていただきます。   
  (文責・事務局)