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正札シール組合行政等からのお知らせ【全国中央会】9月の中小企業月次景況調査を発表
9月の中小企業月次景況調査を発表【全国中央会】
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 全国中小企業団体中央会はこのほど、「9月の中小企業月次景況調査」(令和2年9月末現在)を発表した。
 同調査は各都道府県中央会が委嘱した情報連絡員(それぞれの地区・業種を代表する中小企業組合の役職員約2600名)から報告される景況(前年同月比)をもとに毎月集計しているもので、9月のDI(景気動向指数)は全9指標中、7指標が前月より改善した。
 「景況」「売上高」「収益状況」の主要3指標は、「景況」が3.5ポイント、「収益状況」が1.8ポイント改善したものの、「売上高」は1.4ポイント悪化している。主要3指標以外では「資金繰り」「設備操業度」が上向いている。新型コロナウイルスの発生で各DIは低調のままだが、経済活動が再開された6月以降、上向き傾向は続いている。
 同中央会では、GoTOキャンペーンなどの景気刺激策に10月以降のさらなる改善に期待を寄せる一方、新型コロナウイルスの拡がりに収束がみえないことから「先行きの見通しを不安視するコメンも引き続き多い」と紹介。また、繊維工業、印刷のDI水準が低調に推移していることを報告し、「業種によってもDI水準の差が開きつつある」と指摘した。
  印刷業の景況
 印刷業に関しては、主要3指標の「景況」DIが-91.5ポイント、「売上高」DIが-94.9ポイント、「収益状況」DIが-93.2ポイント。前月比では「景況」が3・3ポイント改善し、「売上高」「収益状況」は横ばいだった。非製造業を含めた19種類の全業種で最も落ち込む状態が続いており、回復傾向の見られる業種が増えてきた中で、その差はむしろ拡大している。同連合会では「GoToキャンペーンによる印刷需要は見込まれるものの、イベント中止等の影響は大きく、回復の兆しは弱い」と見ている。
 なお、本調査の詳しい報告は、全国中央会のウェブサイトにてご覧になれます。